プロジェクト運営

ユニプロはどこを目指すのか?

ここ最近、新しい仕事が始まったり、新入生が入る中で、
「ユニプロはどこに向かってるの?」「どこを目指してるのか知りたい」といった質問をいただくことがありました。

(ユニプロの概要などはこちらからご覧いただけます。)

これについて、もちろんこれまでも色々考えてきたのですが、まだまだ浸透していなく形骸化してた部分もあったと思います。

一緒に仕事をする仲間の貴重な時間を預かる身として、これらをきちんと明文化する必要があると思い、ユニプロが今後どこを目指していくかについて今回書いていこうと思います。

ちなみにこれから書くことはPMとして個人が思ってることです。
組織のミッションは不変のものですが、それ以外に関しては今後活動していく中で追加されたり、修正されていくものだと思っています。

ミッション・ビジョン・バリューについて

プロジェクトの目的、目標、方向性について考えるときに
ミッション・ビジョン・バリューに当てはめて考えたく思います。

そして、これらは定義が人によって若干異なるので今回は下のような定義で考えます。

ミッション:企業の使命や存在意義、何を達成したいのかを意味する
ビジョン :目指すべき方向性、将来あるべき姿を指す
バリュー :企業の価値観、つまりそのミッション・ビジョンをどうやって、
      何を大切にしながら達成していくのかという行動の判断基準を意味する

ちなみにこのミッション・ビジョン・バリューを定めること自体、日本企業だと最近になってからの話らしいです。
この考え方を浸透させた人の1人が元スターバックスCEOの岩田松雄さんと言う方で、
著書を何冊か読んでいるのですが個人的に共感する部分がありユニプロを運営する上でも参考にしています。

私たちはユニプロでよいサービスを作りたいと思っていますが、
「よいサービスとは何か?」ということを考えると、それは”誰にとって”という視点
によって変わるので、これは究極的に言うと「企業は誰のために存在するのか?」と言う問いになってきます。

従来の経営学の考え方だと、「企業が株主のために存在する」と言うのが主流の考え方で、利益の最大化こそ企業の最大の目的であるというのが一般的な主張でした。

一方で、岩田さんは、世の中をよくするために企業は存在し、「ミッション」が重要であると主張しています。
ミッションを意識することで、ビジョンやパッションが必然的に生まれ、それらはやがてブランドに代わり、結果として利益も上がるといった考え方です。

詳しい話は省略しますが、当たり前に出てくるミッションと言う言葉にこういった背景もあり、ユニプロのミッション・ビジョン・バリューも上の考え方がベースになっています。

ミッション

ユニプロでは 「全人類にプログラミングという選択肢を」 をミッションに掲げています。

このミッションに関しては、自分自身が発案者から引き継ぐ立場でPMになった都合上、
自分が作った文面ではないのですが自分なりの経験と解釈で捉えていきたいと思います。

自分がプログラミングに興味を持ったのは中高生の頃にライブドアの堀江さんやGREEの田中さんなど、
自身でプログラミングを勉強して起業で成功した人に憧れたのがきっかけでした

特にデバイスの影響を受けないwebの世界に興味を持ち、最初の頃は生のPHP/MySQLで自分で掲示板のシステムを作ってみたり、クラウドソーシングで受託を探してみてバイトとは違った形でお金を稼ぐ経験をする中で、
プログラミングの世界はとても面白いと感じるようになりました。

このような経験から、漠然とプログラミングの良さを伝えたいと思ってた中で、大学1年の夏頃にたまたまプログラミング教育の事業が始まるという話を聞いて、直感的に面白そうだと感じて入ることに決めました。

個人的にはプログラミングそのものが好きというより、プログラミング的思考が役に立つところや、学校教育のように暗記偏重じゃないため考えてできるようになった時の喜びが大きいところが好きだったので、そのような学ぶ楽しさを伝えていきたいと思っています。

こんな経緯から、1人でも多くのお子さんにプログラミングというものを知ってもらう機会を作り、選択肢の1つとして、プログラミングというものを考えてもらうというのがユニプロの使命であり存在意義(=ミッション)だと思っています。

ビジョン

ビジョンについては本来定量的に共通認識として持って進めるのが理想だとは思いますが
自分の力不足もあり現状そこまではできていないです。

ただ、ミッションと照らし合わせたときに、プログラミングスキルそのものではなくプログラミングの考え方を伝えることが、ユニプロの目指す方向性だと考えています。
家庭環境、年齢、性別、パソコンスキルなどに関わらず、プログラミングの考え方を伝えられるようなサービスを作っていきたいです。

より具体的に言うと、現在東京理科大学のオープンカレッジにて小中学生向けにScratch講座、マインクラフト講座を開いていていますが、今後はさらに別の場所や別の年齢層をターゲットにした講座を開く予定です。

後に述べるバリューとも通ずる部分があるのですが、この枠の中でミッション・ビッジョンに沿った形
で進めていきたいと思います。

また、そのためには一緒に仕事をする仲間が必要です。意欲ある学生に入ってきてもらい活躍してもらうための様々な仕組み作りを進めていきたいです。

これらを収益性などとの折り合いをつけながら方向性を作っていきたいです。

バリュー

続いて組織の価値観であるバリューについて、個人的に特に意識して思っていることを書いていきます。

これは、株式会社Shinonomeや学生団体Unitusという環境の中で生まれたプログラミング教育事業ユニプロとして、あるべき価値観だと個人的に思っています。

与えられた権限の中で結果を出す

ShinonomeやUnitusの理念として、「学生自身がビジネスを学び実際に動かしていく」というものがあります。

「学生が学生ながらにビジネス活動をする」というと聞こえはいいですが、
自分で起業する場合はともかくとして、いち学生として活動する場合は基本的に責任を取る能力は持ち合わせていません。

そして、責任を取る能力がなければ当然持っている権限も少ないです。
責任も権限もないのにいきなり大きなことはできませんし、それをしようとするとそれはいわゆる”意識高い系”になってしまいます。

そのような中で、いち学生が権限と責任を持ちビジネスを動かすためには、
与えられてる権限と今ある環境の中で結果を出し、信頼を積み重ねることが必要なると考えています。

実際にユニプロでも初期の頃は、講座のコンテンツなどで学生が出したアウットプットのクオリティが
役員の納得が得られずに差し戻しなり、役員と学生が衝突すると行ったことがありました。

しかし、事業を続ける中でだんだんに信頼を得ることができ、
1年半経った今では意思決定含め事業のほとんど全てを学生だけで回せるようにまでなりました。

別の話として、ユニプロは最初の1年弱は大学にあるオープンカレッジというところで講座を開く活動してきました。
この期間中、例えば「そんなことなんのためにやってるの?」のような、ネガティブな声を聞くことも結構ありましたが、ここで活動を続けていれば、この先必ず広がりがでてくると信じて続けてきました。

その結果、2018年に入ってからオープンカレッジとは異なる形でお話をいただく機会があり、
新しい形でのリリースに向けて活動することができています。

このような感じでここまで色々ありましたが、「与えられた権限の中で結果を出す」というところで
ユニプロは続いてきたと思ってるので組織としても個人としてもここ今後も大事にしていきたいです。

競合と同じ価格帯で勝負する

ユニプロの場合、学生で回していると言う都合上、固定費として毎月支出があるためではないため、
販売価格を下げるなどの妥協をしようと思えばできてしまいます。

しかし、市場価格から極端に下げるいわゆるダンピングのようなことはせず
競合と競争力を持って戦うことが大事だと思っています。

確かに価格を下げたり、あるいはボランティアのような形で無料にすれば、
一時的には利益も上がるかもしれませんし、お客さんが増えるかもしれません。

ただ、それをしてしまうと活動にコミットする人に適正な対価が支払えず、モチベーションを引き出すことも難しく、徐々にクオリティが落ちていき、お客さんも減るという中長期的には衰退していく流れを辿ってしまうと考えています。

価格帯を維持すると言うのは色々な面でとても苦しくはありますが、
プロジェクトを持続的に成長させるためにも、できるだけきちんとした価格帯で勝負することをバリューとしたいです。

別の環境でも活躍できる人になる

ユニプロは収益事業であり、顧客が存在しないと成り立ちません。
商品には流行り廃りがあるのでどんな商品でも必ず衰退する時がきます。

今はプログラミング教育の市場自体は急成長していますが、世の中の流れが今後どうなるかは分かりませんし新規参入や代替品の脅威もあります。
内部の話としても、別に本業のある時間の限られてる学生だけで回すということはそれなりにリスクのあることでもあります。

そのため、望まない形で事業が終了してしまう可能性も当然あると思ってますし、ある程度覚悟もしています。
しかしもしそうなってしまった時でも、他の環境に行ったとしても活躍できるかどうかが大事だと思っています。

先の2つのバリューというのはユニプロだけではなく、他の組織に行っても必要になってくる力だと思いますし、そう言った意味でユニプロで活動する人がどこへ行っても活躍できるような力をつけていける場でありたいと思っています。

PMとして取り組みたいこと

ミッション・ビジョン・バリューに連動性を持たせる

ここまでミッション・ビジョン・バリューについて書いてきましたが、この上で、この3つに連動性を持たせて個人としても組織とし成長していけるように方向づけていくことが、自分のPMとしての役割の1つだと思っています。

プロジェクトをやるからには、顧客もメンバーもスポンサーも誰もが幸せになるべきだと思ってますし、
どこか1つでも不幸になるところがあるのならば極端に言えばそのプロジェクトは潰すべきだと思っています。

ユニプロに所属する個人個人が事業の中で自分の役割を果たす中で成長し、
組織として個人個人の長所を伸ばし短所を補いあいながら価値を最大化し、
顧客に価値提供をしながら組織のミッション・ビジョン達成に近づいていく。
そんな好循環を作りたいです。

まだまだ力不足で迷惑をかけることも多いと思いますが、感謝の気持ちを忘れずにやっていきたいです。

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